日銀の物価上昇率・下方修正
日銀の黒田総裁が、2018年7月31日に物価上昇の見通しについて、公表しました。
「今後も日銀は強力な金融緩和を粘り強く続けていく」ことで、短期金利、長期金利を共に変更することはなく、短期金利はマイナス金利を持続し、長期金利は0%を維持する方針です。
また、日銀が買い入れているETF、j-reitの買い入れも年間6兆円及び、900億円ですが、保有残高を維持しつつ、状況によって今後も買い入れも示唆しました。
さらに、日銀が一番成し遂げたいであろう物価の上昇率見通しも引き下げられました。
2018年度 1.3%→ 1.1%
2019年度 1.8%→ 1.5%
2019年度 1.8%→ 1.5%
日本人の節約志向は根強い
このことについて、日本人の節約志向は根強いことが物価指数引き下げの背景にあります。
一円でも安く、ブランド品よりも丈夫で長持ちするもの、外出して買い物するより、オンライン上で購入し足代を節約しています。
そして、ネットショッピングでは、一円でも安くをモットーに、日々他社の動向を伺いながら値下げ合戦を続けています。
節約はもろ刃の剣
節約をするのは結構ですが、節約が目的となって体調を崩して働けなくなった場合、元も子もありません。
節約のために、過度な節約に走るケースもあり、食事をしなくても平気という猛者も現れています。
これは、極端な例ですが、一円でも安く買うのも、一円のために使った時間を考えれば、節約となっていないことに気がつかなければいけません。
節約を目的としている国民に対し、「我こそは!」と、企業がこぞって蜘蛛の糸を引っ張れば行き着く先は自ずとみえてくるでしょう。
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ではでは
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