銘柄選びに自己資本比率は関係ない?

投資のヒント

銘柄選びに自己資本比率は関係ない?

私は銘柄を検討する際の参考にしていた自己資本比率。しかし、衝撃的なことが判明しました。それは、

「銘柄選びに自己資本比率は関係ない」

投資家の方々とお話する機会があり、銘柄を検討する時「自己資本比率」を見ていないと言うのです。どういうことでしょうか。本当に「自己資本比率」は銘柄を購入する判断の時に不必要なのでしょうか。

「自己資本比率」

投資をするようになると避けて通れないがのが会社の財政状態を知ることです。その一般的なものに貸借対照表(BS)があります。バランスシートとも呼びます。

貸借対照表(BS)の基本的な構造を理解すると企業分析の質が上がり、より安全な企業か理解してから購入するか検討できます。その貸借対照表から安全な企業かの目安に使われるのが、

「自己資本比率」

自己資本比率= 純資産 / 資産

セクターによりますが、自己資本比率が20%以上が安定していると言われています。

自己資本比率を気にしなくて良い理由

お話しで銘柄を検討する時大切なのは「キャッシュフロー」とのことでした。キャシュフローを考える前にまず、「安全ではない=会社が潰れてしまう」その原因を考えて見ましょう。

それは、

「借入金が返せなくなったしまう時」

借入金とは、貸したお金を返済しなければならない義務
短期借入金 決算期の翌日から1年以内に支払期限が到来する借入金
長期借入金 決算期の翌日から1年を超えて支払期限が到来する借入金
利益が出ていても売掛金などで手元に現金(キャッシュ)がない場合は、給料も払えないし、物を買えません。そして借金も返せないので黒字でも倒産する可能性があります。
では、借入金が多いと悪いかと言われれば一概にそうとも言えませんが、そのことは次の機会に話したいと思います。話を戻しますと、
この資金繰りがうまくいって入れば自己資本比率が低くても問題はない。

そこで使うのが、

「キャッシュフロー」

「キャッシュフロー」

「キャッシュフロー」には3つの区分に分けることができます。

  • 「営業キャッシュフロー」
  • 「投資キャッシュフロー」
  • 「財務キャッシュフロー」

営業C/F その会社が営業(事業)にどれだけお金を稼いだか

投資C/F 事業を行うための設備投資や他の会社への投資などで、どれだけお金を稼いだか、または使ったか

財務C/F 会社が事業を行う中でどのように資金を調達して、返済してきたか

この中で注目するのが、

「営業キャッシュフロー」

会社が持つ借入金をどれくらいで返済できるかを確認できます。先ほど話した通り会社が潰れてしまう一番の理由は借入金が返せなくなった時です。

借入金の返済期間= 借入金 / 営業キャッシュフロー

このことで、現在抱えている借入金の返済がどのくらいでおわるか目安になります。

  • 3年以下・・・安全上問題ない
  • 5年以上・・・問題はないが、やや借入金が多い
  • 10年以上・・稼ぎと比較すると過大で問題あり

また、すぐに動かせるキャッシュがないと、なにかトラブルがあったとき対処に困ります。逆に突発的な支出に備えている企業は安全と言えます。

何ヶ月売上がなくても耐えられるか= 現金預金 / 平均月商(売上高/12)
計算結果が1だった場合は、1ヶ月分しか売上を賄えないので不安です。目安としては売上の2ヶ月分キャッシュで持っていたら安心でしょう。

まとめ

「キャッシュフロー」からは「自己資本比率」から見えない借入金の動きが見ることができるので安全面を確かめるためには「キャッシュフロー」で十分な気がしてきました。

しかし、「自己資本比率」が高い企業は低い企業と比べ倒産しにくいというデータがありますので、複合的に見ておくと会社の財政状態がより鮮明になり銘柄選びに役立つのではないでしょうか。

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ではでは

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