外国人投資家から見る日本

投資のヒント

海外に行きますと、日本の雰囲気とは異なる建物、食べ物、ファッション、言語などがそこにはあり、私の月並みな感想としますと、

「うわー、外国人たくさんいるなー」

しかし、向こうからすれば、私が外国人であり、「日本人だけど、視点を変えると外国人なのか」と、なんとも言い表せないふわっとした感覚を持ちます。

私たちのブログ界隈では、米国を中心に株や債券を購入し資産形成をしています。

つまり、私たちは、

ドン!!

外国人投資家!!!

だから、なんだって言われても困るのですが、

私たちは(私だけではないはず)散々日本より米国株に投資した方がいいと、統計などからデータに基づいた視点で「米国!」「米国!」と騒いでいるのですが、実は、日本の市場は外国人投資家が多い、なんででしょうか?

本日は、そんな日本に投資をする外国人投資家について話したいと思います。

日本の在留外国人の数

日本は島国という特異性もあり、歴史を辿って江戸時代は鎖国をしていました。その後、ペリーが軍艦を引き連れ開国したのは以前、どこかで習ったと思います。

現代は、街を歩けば「訪日外国人」を見かける機会も増えました。ニュースでもインバウンド効果について最近は取り上げられています。また、日本に住んでいる「在留外国人数」も近年は増加傾向にあります。

※法務省:平成27年6月末現在における在留外国人数について参考

平成の初め頃は100万を割っていたので、ここ30年で倍以上になってます。しかし、増加傾向にあるといっても平成27年時点では、220万弱で日本の人口から見ると2%以下で、未だに在留外国人は少ないと言えます。

日本市場の外国人投資家

近年日本の市場は、外国人投資家が主役といっても過言ではないほど多くを占めており、2015年には30%を超えて保有しております。また、売買になると約70%のシェアを占め、多大な影響力をもたらしています。つまり、日本株を購入を検討するなら、外国人投資家の動向を知ると知らないのでは大きく変わってきます。

※東京証券取引所の資料を基にニッセイアセットマネジメントが作成

日本の個人投資家の比率

一方日本は、50代が一番多く占めており、40代、と続いています。現在あの手この手で若者を投資を身近なものにしようと取り組んでいますが、まだすぐに根付くことはないでしょう。

※【JSDA】日本証券業協会

外国人投資家は何者?

日本の証券市場に投資する外国籍の投資家で、海外の年金基金や投資信託、保険会社、ヘッジファンドなどの外国の機関投資家やその他の大口投資家です。

外国人投資家はどこに注目している?

株式分布状況調査で、2016年度株式分布状況調査を見てみますと、

 外国法人等の業種別保有比率等の状況
業種 外国法人等業種別保有比率 保有比率増減
(a)-(b)
業種別株価指数
騰落率
2015年度(b) 2016年度(a)
ポイント
電気機器 35.6 38.2          2.6         24.9
海運業 32.9 35.0          2.1         27.5
精密機器 36.3 37.8          1.5         10.5
卸売業 24.7 26.2          1.5         18.6
機械 31.8 33.0          1.2         27.0
繊維製品 23.8 24.9          1.1          6.7
非鉄金属 28.7 29.8          1.1         36.4
サービス業 23.8 24.8          1.0          5.0
鉱業 38.0 39.0          1.0         25.8
保険業 33.9 34.8          0.9         28.0
その他製品 31.3 32.1          0.8         28.1
銀行業 25.9 26.6          0.7         23.3
パルプ・紙 15.5 16.2          0.7         14.2
化学 31.2 31.8          0.6         26.0
水産・農林業 15.5 16.1          0.6         19.0
金属製品 25.8 26.3          0.5         21.5
その他金融業 31.4 31.8          0.4      △  2.3
情報・通信業 30.6 30.9          0.3          9.2
空運業 18.0 18.1          0.1      △  5.2
鉄鋼 23.7 23.7          0.0         20.2
陸運業 23.4 23.3      △  0.1      △  4.0
証券、商品先物取引業 31.0 30.9      △  0.1         17.4
ゴム製品 28.2 28.0      △  0.2          9.1
建設業 27.8 27.5      △  0.3          4.4
医薬品 32.1 31.6      △  0.5      △  2.3
ガラス・土石製品 27.0 26.2      △  0.8         30.5
電気・ガス業 24.6 23.2      △  1.4      △  4.9
小売業 26.1 24.4      △  1.7          1.0
輸送用機器 32.8 31.0      △  1.8          7.0
石油・石炭製品 32.0 30.2      △  1.8         33.9
倉庫・運輸関連業 21.8 19.7      △  2.1          2.4
不動産業 35.6 33.5      △  2.1      △  8.6
食料品 29.2 26.7      △  2.5          1.0

鉱業(39%)、電機(38.2%)、精密(37.8%)、海運(35%)、保険(34.8%)が比較してみた結果高かったです。逆に、パルプ・紙、倉庫・運輸関連業、空運業など安定しているが、成長性に乏しい業種に関して、保有率は少ないです。

日本株をなぜ買うの

長期政治のアベノミクスを評価され、日本に期待している点と、GPIFや日銀の存在が大きいです。昨日も日経が下がった時に買い付けをするなど、日々インフレを作っています。しかし、最近では見通しが怪しくなり、外国人投資家の評価も下がってきています。ETFに関しては、外国人投資家が下がり傾向のなか、日銀の保有率が上回りました。

とはいっても外国人投資家を無視できるほど個人投資家の力は大きくありません。日本株を購入する際は、外国人投資家の流れに乗るというセオリーをふみつつ、日銀の動向をみていくことが大切です。
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ではでは

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